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2016年10月17日

アニメ「ガンダム Gのレコンギスタ #26(最終話) 大地に立つ」地球に生まれたから



♪でもね僕らは此処に生まれた 疑いもなく声を上げた♪
♪誰にも負けぬ強い力が あの日 集まり風を呼んだ♪
♪高鳴る鼓動 明日を感じていた♪

「風を呼べ」(歌:アンダーグラフ 作詞:真戸原直人 作曲:真戸原直人)

という歌の歌詞を引用させて頂きました。

わたしたちがこの世に生まれ落ちたことを
力強く肯定している歌ですよね。

わたしと息子が大好きな「弱虫ペダル」
というアニメのエンディングテーマにもなっていた曲です。

この詞が耳に入ってきたとき、わたしは
息子が生まれた日のことを思い出して涙を流しました。

出産というのは、文字通り妻と息子の
命がけの誕生劇でした。

誰にとってもそうでしょう。
わたしをそれまで取り巻いてきた世界、
わたしと妻が生きてきたこれまでの時間、
そのすべてを肯定し、
これから先の未来の全ての可能性を引き受け
幸せを切り開いていく…
過去も未来も全てがまさにその瞬間にありました。

でもそれは、わたしが生まれたときも
妻が生まれたときも、兄弟たちが生まれたときも
父や母が生まれたときも、義父や義母が生まれたときも、
友人たちが生まれたときも、
…嫌な上司やクレーマーが生まれたときも(笑)

全てそうだったはずです。
祝福されていたとかされていなかったとか、
そういうことではなくて、
そんなことは吹き飛ばすくらいの神秘で
わたしたちは生をうけて生まれ落ちた。

日々起こる様々な問題は、その神秘、
あの時の“誰にも負けない強い力”が集まった瞬間の
生命の誕生の力に比べれば大したことはないはずです。

冒頭で挙げた歌詞、それはその直前にある
次の詞からつながっています。

♪この広い地球には 未来という定めが 約束されてる♪
♪裏付けはない♪




昨日わたしが待ちに待った
大本命のドラマが始まりました。
話数飛ばし飛ばしでしたが、ひとまずこの作品は
最終話まで紹介できて良かったです。

アニメ「ガンダム Gのレコンギスタ」
第26話(最終話) 「大地に立つ」


を観ました。

戦闘をしながら地球の引力にひかれ始め、
大気圏に突入し始めたアメリア軍、
それに対立するキャピタルアーミー
そして敵味方入り乱れた月の人たち…

大気圏脱し、メガファウナから出撃したアイーダ達は、
ギアナ高地近くにいたアメリア軍艦隊を発見。

それはズッキーニ大統領が密かに建造させていた
新艦隊でした。

艦隊の戦いをやめさせたいベルリのG-セルフには、
マニィのジーラッハとマスクのカバカーリーが猛攻しかけてきて
苦戦を強いられます。

ジット団と交戦していたクリムとミックは、
カリブ海への脱出コースをとるスペース・ガランデンに合流した
ランゲバインとウーシァ部隊を見つけ、攻撃をしかけます。

一方、ラライヤは、兵力というおもちゃを手にしてはしゃぐ
アメリア新艦隊の大人達に怒り、
G-ルシファーの攻撃でラトルパイソン級の戦艦の足を止めます。

マスクとの戦いに煽られ、
宇宙世紀時代のジャブローの地下遺跡をくぐり抜けたG-セルフは、
地上への脱出後、リンゴやケルベス達と再会。

命を拾ったマスクが見上げる空からは戦火が消え始めていました。

アイーダは、遭難者の救助を命じ、戦場を収め始めます。

そして数ヶ月後、それぞれ旅立つルイン、クリム達。

ベルリもひとりでメガファウナから降りると、
日本から出発して世界を見て回る旅を始めるのでした…



見終えてみて、やはり最初に感じるのは、
「もったいな〜い!!」という感想です。

これだけの内容なら、2クール(半年)ではなく
1年かけてしっかりとドラマを描いてほしかったです。

画や表現されている内容が素晴らしいだけに
ぎゅうぎゅうに詰め込んで全体的に
総集編のような展開になってしまっているのが
非常にもったいないと感じてしまいます。

劇場版はドラマをじっくり描くとは富野総監督は
発言されているようですが、
仮に2時間の作品で三部作だとすると、
全体の尺はテレビの半分になるはずです。

まあ、わたしたちの世代に向けて作ってはいない、
子どもたちに向けて作っているんだし、
子どもたちが今は「わあ、なんかすごい」
と感じてくれさえすればいい。
評価されるのは20年後だと思っています。

と最初から仰っているような作品なので、
わたしのようなオジサンが、しかも、
ただの旧ガンダムファンがモノを言うところではないのでしょう。

ただそれだけ、とても重要なことが本気で
詰め込まれている凄い作品だというのもまた事実です。


今回感じたのは、最後の舞台が日本だということです。

宇宙世紀の歴史を受け継いだ
正当なガンダムシリーズの中で、
こんなにハッキリと日本が描かれたことは
なかったと思います。

宇宙世紀を描いた作品では、
地球連邦という統一政府が描かれながらも
国の名前は現在と殆ど変りませんでした。

しかし、宇宙世紀よりおそらく数千年は未来の
リキルドセンチュリーなる世紀。

「∀ガンダム」で描かれた『正暦』の前なのか、
後なのかよくは知りませんが、
おそらくアメリカ大陸にあたる場所がアメリア大陸と
言われているような時代(正暦でもそうでした)に
日本は日本なんですね。

しかも、景色が今とそんなに変わってない!

ベルリは日本のおっちゃんおばちゃんと対話を交わして
富士山を駆け上っていきます。

まるで、この地から新しい希望が始まる!
と言わんばかりに希望に満ち満ちた終わり方。

これまでのガンダム作品とは全く違うラストです。

「ガンダムUC(ユニコーン)」はわたしたちのような
ガンダムを見て育ち、今、親をやっている大人たち
に向けたようなメッセージが内包されているように感じました。

それは、作家・福井晴敏さんの気持ちが
反映されているのでしょう。

しかし、この「Gレコ」はわたしたちは全く相手にされていない。
正真正銘、今の子供たちに向けて富野監督が
希望を伝えようとしている。

世界でも人気のある「ガンダム」ですが、
それでもこの国に今生きている子どもたちを念頭において
描かれているのかもしれません。

これをあのお歳で、全話脚本を書き上げ、
総監督として実際にこれだけの熱を詰め込んで完成させた
気迫と体力には感服します。

恥ずかしながら、このラストを観て、
わたしたちは素晴らしい国に…というより
国という概念はもう取っ払ってしまって…

改めて、わたしたちは素晴らしく豊かで
希望に満ち溢れた地に生を受けて今生きているんだなと
感動が湧き上がってきました。

劇場版は息子と一緒に見に行くことになると思います。

そのとき息子は中学生になっているのかな…

ものを創る。エンターテインメントでこれをやる。
富野さんは「ロボットアニメでやるんだ!」
みたいなことを紙に書いて作業場に貼られていたように
記憶しています。
(ドキュメンタリーか何かで見た気が…)

どんな仕事をするにしても、この日本という地に生きる
大人たちは、この気迫は見習うべきなんだろうなと思います。

「クビキリサイクル」の哀川潤が言っていたように
人間はもっとすごいんだから…を、この富野由悠季さんという人は
生で見せつけてくれている一人であることは間違いないですよね。


                    全ての物語のために









posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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