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2016年11月14日

アニメ「化物語(バケモノガタリ) ♯6〜♯8 するがモンキー」ブラックなあなた



ダークサイド(暗黒面)という言葉を
聞いたことがありますか?

「スターウォーズ」を観たことがない人には
なじみのない言葉かもしれません。

人の中にある善と悪。
その悪の部分を表現した言葉ですね。

西尾維新さんの代表作
「物語シリーズ」では、委員長の中の委員長
羽川翼が猫の怪異を宿しました。

普段表に出ている羽川は
善良すぎるくらい善良、清廉潔白。

しかしその生い立ちもあり、
彼女は大きなストレスも抱えていました。

その反動で、彼女のストレスは
彼女とは別の人格、
彼女に憑依した猫の妖怪、
ブラック羽川として現れます。

「物語シリーズ」は登場人物たちが
自分自身と向き合い、
感情的・精神的に成長していくお話です。

そういう情緒が形成される大切な時期、
思春期・反抗期でもある十代の若者たちを
主人公にして描いています。

中でも、この委員長羽川翼が、
白黒はっきりつけていた自分の人格の
両方と向き合って
『白黒つけない本物の人間』へと
成長していくところは圧巻でした。

アニメもよかったのですが、
小説の読み応えは、本当に圧巻の一言。

わたしが、ブラックな自分に気づいたのは
小学生のころだったか・・・いや、
幼稚園のころだったのでしょうか・・・

はっきりは覚えていませんが、
わたしたちは幼少のころ、
かなり早い段階で、
ブラックな自分に気づきますよね。



10日間、連続で仕事をしていたうちの
4日間は妻と息子が旅行に出ていて
夜は一人ですごしました。
夕食をとりながらなんとなく観たくなって再生。

アニメ「化物語」
第6話〜第8話 「するがモンキー」


を観ました。

戦場ヶ原ひたぎと付き合うことになった
阿良々木くんは、優等生でもある
彼女の家に勉強を教えてもらいに行きます。

道中、迷子の幽霊、八九寺真宵ちゃんと
無駄話をしながら楽しく進む阿良々木くん。

そこへ、後輩の神原駿河が現れます。
実はずっと阿良々木くんをつけていた神原。

世間話をしようと思って…
などと言いますが、阿良々木くんが
戦場ヶ原の家に行くのだと聞くと…

戦場ヶ原宅で神原と戦場ヶ原の
中学生の頃の関係とその後のことを聞いた
阿良々木くん。

帰宅途中に雨合羽を着た怪力の“怪異”に
襲われました。
瀕死の状態のとき、忘れ物をわたしに
追いかけてきた戦場ヶ原に助けられます。

阿良々木くんには犯人の目星がついていました。

そして翌日、犯人と思しき神原駿河の家を訪ね
阿良々木くんは神原の左腕の猿の手を
観ることになります…



怪異の専門家、忍野メメが、
なぜ自分を殺そうとした相手が
神原だとわかったのに、すぐに彼女の家を
訪ねていったんだ?

と阿良々木くんに
問いかけるシーンがあります。
そのとき神原は化物と化してしたのですから
普通なら、僕(忍野)に真っ先に相談しても
よさそうなものだけれど・・・と

阿良々木くんは答えました
「生きてりゃあ、殺したいくらいに人を憎むこともあるさ」

このときの阿良々木くんの言い方が
とてもフラットなんですね。

善も悪も自分の中に抱えていて当然。
それが人間。

もちろん、だからといって
人を傷つけて良いという話にはなりません。
そこから先はフィクション、
ファンタジーですが、
そのフィクションやファンタジーを通して
人の中にある悪の部分を許容する姿を
見せているんですよね。

クライマックスは、
神原の左腕に憑依した悪魔、レイニーデビルと
阿良々木くんのバトルという形で
幕を開けます。

その舞台が用意される前、
神原はそのバトルを拒みました。
左腕を切り落としてくれと。

彼女は自分の中にある
阿良々木先輩を憎む気持ちを
自覚していたんですね。

「憎い憎い憎い憎い・・・・・・」
化け物と化した神原はそう叫びながら
阿良々木くんを襲います。

凄まじい憎しみ。
それを自覚していたから拒んだ。

自分でも受け止めきれなかった
ということでしょう。

しかし、阿良々木くんの献身的な優しさと
それを見守る大人、忍野の機転、
そして、憎しみのきっかけとなった
戦場ヶ原の厳しさと寛容・・・

周囲の許しのおかげで、
神原自身が自分を許せるようになる。

どうにもならないモノはどうにもならないし
自分の中にはブラックな感情も生まれる。

でも、否定せずに抱きしめて許せばいい。

阿良々木くんが神原を許せたのは
彼自身がブラックな自分を許せているから。

戦場ヶ原も阿良々木くんとの出会いによって
そういう自分になれました。

そして、彼らを見守る大人、
忍野メメもそうなのでしょう。

わたしたちの中にはブラックな自分がいる。
でも、それも自分の一部です。

否定すると居場所がなくなって暴れ始める。

あなたはブラックなあなたを
許して包容してあげていますか?


           全ての物語のために










posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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