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2019年09月19日

小説「フェンス越しのキャッチボール」国際交流ができて国内交流できんわけがなかよ!

「フェンス越しのキャッチボール」 本城武則 著 ジュピター出版


小説「フェンス越しのキャッチボール」は現在アマゾン独占販売です!
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テレビ東京系の「世界!ニッポン行きたい人応援団」

という番組を毎週録画していて
時間があいたときにまとめて観たりします。

田宮模型の回や、シリーズ放送となった
日本の定食屋を回ったメキシコの夫婦など
昨年末から今年にかけても
印象的な回がたくさんありました。

もっとも最近の回では
フランスで柔道をしている女子高校生が
日本の柔道の名門校に招かれて
柔道部員として
厳しい練習に励んでいました。

制服ももらって日中は学校生活にも参加。

部員の家に泊めてもらって
最後は涙でお別れ。

日本語はほとんどしゃべれません。
番組ですから通訳もいます。

でも、柔道部員と彼女の交流は
言葉うんぬんではない
まさに心の交流だったのがよくわかります。

じゃあ、なんで言葉が通じる日本人同士で
すれ違うの!?



小説「フェンス越しのキャッチボール」
本城武則著 ジュピター出版


を読んでいます。

国際線の機長、健太郎。

ラストフライトを間近にCAから質問されます。

「なぜ、そんなに英語が上手いのか?」

その質問に応えるべく語り始めた物語は・・・


昭和30年代、東京オリンピックよりも前。

福岡県にある春日町には
アメリカ軍の基地がありました。

日本の田舎町の一角にある
フェンスに覆われた別世界。

まだ国全体が裕福とは言えなかった時代。

地元の野球少年たちのほとんどは
グローブやミットも持っていません。

雑巾を縫い合わせたようなものを使っていました。

そんな少年たちにとって
フェンスの向こう側・・・米軍基地の
敷地内にあるグラウンドは
一度は使ってみたい憧れの場所でした。

しかし、戦争の傷がまだ癒えていない日本。

健太郎たちは戦後生まれですが
戦争を経験してきた親たちにとって、
フェンスの向こうは
家族を殺された憎い敵の世界でした。

「爺ちゃんは米軍兵に殺された」

健太郎たちも親世代から
米国への恨みを聞きながら
育ってきました。

アメリカ人は鬼・・・そんなイメージを
自然と植え付けられていたのです。

米軍のフェンスには近づくな。
捕まって売り飛ばされるぞ・・・

それでも子供たちの好奇心は
大人たちの価値観には支配されません。

健太郎たちはある日
「偵察」と称してフェンス越しに
グラウンドを見に行くことに・・・

父親にバレるとゲンコツですが
そんなことは二の次です。

フェンスの向こうでは
異国の少年たちが野球に興じていました。

しかも全員が立派なグローブやミットを
持っています。

グラウンドの設備も道具も
立派なモノばかり。

健太郎たちはフェンスのこちら側で
彼らに見えるように
野球の練習を始めます。

そんな健太郎たちを
フェンスの向こうから見つめる
金髪の少年・・・

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ジュピター出版はオンデマンド出版
というカタチでペーパーバック式の
装丁の本を出版されているようです。

なので、一般的な国内の文芸書・・・

ハードカバーや文庫本とは違います。

サイズはビジネス書や実用書に多い
ソフトカバー本のサイズ。

ただしペーパーバックなので
表紙にカバーはついていません。

でも、ペーパーバックとは言え
海外のペーパーバック本や
コンビニ漫画のように
雑誌のような紙質ではありません。

上質のが使われています。

この形式で、日本の作家の小説を読む
という経験は初めてなので
ちょっと新鮮な気分を味わっています。


この小説は作者、本城武則さんの
小説デビュー作のようですが、
本城武則さんは英会話の本などでは
すでにベストセラー作家です。

あなたも英会話に興味があるなら
ネット上で眼にしたことがあるかも知れません。

『EQ英会話』

本城式英会話スクールの校長先生です。

高校では英語は赤点だったのに
渡米してアメリカで国際線の旅客機の
なんと教官のライセンスまで持つパイロット・・・

一体どんな努力をすれば
そんな経歴になっちゃうんでしょうか?

ご本人は「努力が嫌い」という
極真空手の黒帯です。

努力の尺度が違うんでしょうね。

でも、本城式英会話は眼から鱗で
わたしは彼の講演を聴いただけで

「あ、俺、英語しゃべれるんだ」

と勘違いしてそのままひとりで
ロサンゼルス旅行に行って
勘違いしたまま日常会話を楽しんで
帰ってきました。

楽しかった〜♪

中学高校で赤点スレスレの
成績だったのに・・・

「EQ英会話恐るべし!」

話が大幅に脱線しましたが、
そんな経歴を知って読んでしまったので
冒頭、パイロットの健太郎が
少年時代を語り始めるまでは

「なるほど英会話スクールの先生で
パイロットらしい、わかりやすい始まりだね」

なんてちょっと余裕をぶっこいていました。

ところが物語はスゥっと昭和30年代の
福岡の田舎町に・・・

読者もすぅっとその世界に引き込まれます。

大手出版社の本ではないし、
博多弁を知らない人にも伝わるように
雰囲気を損なわずに直そうとしている・・・

ということなのでしょう。

若干、印刷ミスなのか方言の直しなのか
わからないような表記もあったりしますが

それでもグイグイ引き込む力をもっています。

日米の少年たちの交流にわくわくします。

やっと中盤を超えたあたりですが
もう、どきどきもしたし、
涙も流してしまいました。

わたしはロサンゼルス旅行のときに
何人かのネイティブの人たちと
親しくさせてもらいました。

言葉や文化が違っても同じ人間。

このことをリアルに痛感しました。

学生たちは日本と同じように恋に悩み
お父さんは日曜大工をして
お店の人たちは気をきかせて
お客さんに最適なサービスを提供してくれる。

その内側にある思考や感情は
なんにも変わらない、同じ人間。

だから、言葉はカタコトでも
感じていることは分かり合えたりするんですね。

わたしは今でもそうですが日本人同士の、
言葉が通じるはずの人たちとの間で
わかり合えずに悩んだりします。

健太郎たち春日町の少年たちと
米軍基地の敷地内で暮らす少年たち。

彼らの交流は同じ年代の少年たちの
爆笑とわくわくと感動のエピソードです。

ここには日本人同士の
心の通い合わせ方への
大きなヒントがあるように感じます。

この先を読み進めるのが楽しみ〜♪


        全ての物語のために

「フェンス越しのキャッチボール」 本城武則 著 ジュピター出版


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posted by ストーリーセラピスト at 07:47| Comment(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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