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2019年04月07日

「忍びの国」心の教育は映画を観ながらできる

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深作欣二監督の「バトルロワイヤル」という映画が
上映禁止になるかどうか…

その話題で日本中が騒然となったことがありました。

中学生同士が殺し合う…

映画全編にわたって日本の中学生が
クラスメイト同士で殺し合う様を映画いた作品。

アクション映画…バイオレンス…暴力映画…

その中学生が殺し合う…というフォルム、
枠組にみんな一斉に集中して論争し合って
誰も作品の中身に触れないままその
論争は終わりました。

こんなバカげた論争はないです。

当時からアホらしく思っていました。

「なんで中身の話をもっとフィーチャーせんの?」

わたしは観ました。何度も観ました。
原作は怖くて途中でやめちゃいましたが
映画は何度も何度も観ました。

こんなに真摯にマジメに誠実に作った映画、
なかなかないだろう!
文部省推薦作品にしても全くおかしくない!

本気で思いました。

命を軽んじる映画ではないですからね。

むしろあの作品を大人も子供も一緒に観て
命について語り合う。

それができないなら教育を語る資格ないんじゃないか?

外枠を観てワーワー騒ぐその様の
なんと知性のないことか…

あの真摯な作品を観て教育に活かせない無知性に
日本の未来への不安を本気で感じました。

それに比べたら、この作品はまだまだ
わかりやすいエンターテインメントだと思います。

それでも、同じように命について語り合える
とてもいい題材ではないでしょうか?



地上波、民放で放送されていた特別番組枠。
地上波初登場の娯楽作品、

「忍びの国」

を観ました。

戦国時代、忍びの国として名高い伊賀の里。

特異な身体能力を誇りながらも、
単純に強き者が生き弱きものが死ぬという
野蛮な価値観の国。

他国からは虎狼のやからと呼ばれていました。

国では一百姓にすぎない無門(大野智)は
伊賀忍者としての腕は国一番でした。

そんな無門は他国から連れ去って嫁にした
妻・お国(石原さとみ)に頭が上がりません。

嫁に娶り1年、お国は無門の働きを
見てきましたが収入が上がることは一向になく
ついには家から閉め出しています。

ある日、織田信長の次男・信雄が
父の許可を得ず伊賀への侵攻を、
勝手に決めてしまいます。

無門に弟を殺されて
伊賀への復讐を果たそうとする下山平兵衛、
伊賀の重鎮・百地三太夫や下山甲斐ら
伊賀十二人衆たちの思惑や野望が
入り乱れる戦いに発展。

ただ、お給金に目がくらんで
飛びついただけの下人の無門の運命も
その渦に飲み込まれていき…


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娯楽アクション好きのわたしとしては
よく日本でこれだけの肉弾アクション映画を
撮れたな〜と痛快な気持ちで見終えました。

ネットの評価などをみると
最近の話題作などと比べるとかなり見劣りする
点数が出てきますが、まあ、快く思わないひとも
いるのはわかる気がします。

何より主人公に感情移入が死ずらいです。

でも、その設定がこの映画の大事な部分です。

主人公無門は…というか伊賀の国の人々は
人の生き死にを何とも思っていない。

弱いから死んだ…

ただそれだけのこと。

オイシイ話、気持ちのいいコト、面白いコトに
シンプルに反応する知性とは縁遠いやから…

知性のかけらもない野蛮な獣…
虎狼のやからというのを地で生きている感じ。

隣の家同士の小競り合いで仲間が死んでも
爆笑できる人たちの集まりです。

無門もそんな中で育っているから
その状況をなんとも思わないわけです。

藤子不二雄の「忍者ハットリくん」や
千葉真一さんの「影の軍団」などを観て
伊賀忍者=ヒーローとして育った人…
わたしもまさにそうですが、面白くない設定です。

百地三太夫も真田広之さんだから
カッコ良かったのか…と。

そんな国で育ちながらも弟を無門に殺されたことで
伊賀の国の人の命に対する受け止め方の野蛮さに
いち早く気づいたのが鈴木亮平さん演じる
下山平兵衛です。

オープニングからして普通はこっちが主役でしょ?
という設定がつくられますから、
イマイチ入り込めない人が多いのも仕方ない。

でもこれは、無門が人の命の重さを気付くまでの
『希望』のお話ですから、まあ、ありなのでしょう。

ここら辺をハリウッドのように徹底して
観客側に寄り添わないのが日本映画の
少し残念なところでもあります。

それでもエンタメとしてはなかなかで、
そんな虎狼の有象無象集団のバカさが
わたしたち現代人の無知ともオーバーラップしてくる…

ようにしたかったようですが…実際そうなってましたが
演出側が意図したその部分の表現は不用だったようにも
思われます。

無くてもちゃんとわかる。

…あれ?イマイチ、ダメ出しになっちゃいますね。

良かった点だけあげると、日本の時代劇がよく陥る
どうしてもわかりづらいドラマに時間を割きがちな
ところが一切といっていいほどなく、

とにかくテンポよく状況だけ見せて
アクションにつなげていったこと。

そして、アクションシーンが非常によかった。
大野智さんと鈴木亮平さんの対決シーンの
格闘は「スパルタンX」の
ジャッキー・チェン VS ベニー・ユキーデの
格闘シーンと同等と言っていいほどの
手に汗握る名格闘ではないでしょうか?

…マニアックですみません。

結構お腹いっぱいになるシーンでしたが
同じ格闘をスタントマン同士の組み合わせでも
撮っていたにもかかわらず、
使われたのは1、2カット程度らしいですよ。

ほとんど大野智さんと鈴木亮平さんの
お2人で演じたものをそのまま使えたって…
観たらわかりますけどホントにいい動きです。

先日、トム・クルーズが凄いという話を
しましたけれど、日本の俳優さん達も
スタントマンの仕事が無くなるじゃないか!
というくらい凄いですね。

話しがかなり脱線しましたが、
このお話は人の命の重さに気づいていない人と
気づいている人との境界線を描いています。

2人の主人公がその境界線のこっちからあっちへ
渡る瞬間を映画いている作品。

変に時代劇の風習にとらわれず
新しいことをやろうとして
変に思くなせずにバカバカしくも軽くしたことで
シンプルになりそこがクッキリと浮き彫りになっている
そんな印象の作品でした。

最初に感情移入し憎かった主人公に
最後はしっかりと感情移入できます。

おかしなもので、そうなる直前で
いつの間にか感情移入していたんだ…
ということに気づかされた……というほうが
正しいかもしれません。

最後、祈るように見つめてしまいましたし
「忍者ハットリくん」も「影の軍団」も
大大大好きなのに
「伊賀忍者なんかみんな居なくなっちゃえ!バカ!」

って思っちゃいましモノ…

子どもたちならもっともっと素直に深く
そう感じたんじゃないかな?

無門と下山平兵衛の両方に感情移入できちゃう
自分の矛盾も素直に感じながら。

素直に見れば、痛快作です。

…も一回見よっと♪


            全ての物語のために

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posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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