2017年08月07日

「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」その2 怒りとの様々な向き合い方



わたしは「怒り」という感情に敏感に反応します。

人の怒りにも、自分の怒りにも。

とは言えそれはもちろん完全ではありません。

怒りの表現で表に出されないものに対しては
かなり鈍感です(笑)

それでも、このブログをよく読んでくださっている人には
納得もして頂けると思いますが、
怒りを憎んでいるのかとすら思われるほど
怒りに対しては何度も書いてきました。

怒りは本能です。

怒りがなければ人間はここまで
生き残っていません。

ただ、この本能は他の動物でも持っているものです。
どんな本能かというと『自己防衛本能』

自分自身を守るための本能ですよね。

突発的な脅威にさらされたときに
カッとなって牙をむく。

人間の場合はこの『突発的な脅威』というのが
突発的なマイナスの感情も含まれる。

怖い、恐い、悲しい、寂しい、辛い、
恥ずかしい、不甲斐ない、心配、
気持ちに余裕がない…などなど

今回紹介する作品は
大切な人を無くした人たちが
その悲しみや苦しみや未知の恐怖に対し
どのようにその感情に対処するのか?

その様々な在り様を観られる
良い題材だと思います。



わたしが連休を取り鹿児島の実家へ数日帰りました。
従弟たちとも一緒にホテルに泊まったりもして、
楽しかった息子は福岡に戻って夢から覚めたみたいだと
しょげ返っていました。
しかし!まだまだ夏の楽しみはあるのです。
その一つが、「スパイダーマン ホームカミング」を
一緒に観に連れて行くこと、その前にコレで復習です!

「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」

を改めて観ました。

アベンジャーズのリーダーとなった、
キャプテン・アメリカ。

しかし、彼らが世界各地で繰り広げた戦いが
甚大な被害を及ぼしたことが世界中で問題になります。

今後、そういった回避するために
アベンジャーズは国際的政府組織の管理下に置かれ、
活動を制限されるという協定が結ばれることに・・・

アイアンマンことトニー・スタークは
この処置に賛成しますが、
自分たちの判断によって
行動を決定するべきだと考える
キャプテン・アメリカはそんな彼に反発。

二人の確執が大きくなっていく最中も、
ウィンター・ソルジャーことキャプテンの親友、
バーンズを犯人にしたてたテロ計画が
影で進行していき・・・



昨年のGWにまだ小学生の息子と
2人で劇場で一度観ています。

これまでのMCUマーヴェル・シネマティック・ユニバース
(アベンジャーズ関連のシリーズのこと)は
年齢もあり、あまり興味を示さなかった息子が、
「アメイジング・スパイダーマン」シリーズと
「アントマン」にだけは興味を示したことから
「シビル・ウォー」も観てみたいと言い出して
連れて行った作品でした。

もちろん、わたしはMCUシリーズが大好きなので
大喜びで連れて行きました。

息子の年齢も追いついてきたこともあり
この作品のメインストーリーである
キャプテン・アメリカとアイアンマンの確執も
とても楽しめた様子の息子。

今回改めて、一緒に干渉しましたが、
わたしも一緒に、「やっぱり面白い!」と再確認。

空港でアベンジャーズ同士がバトルを繰り広げるシーンでは
「これ、今度のスパイダーマンも絶対面白いよね!」
と息子の「スパイダーマン ホームカミング」への期待も
相当高まったようです。

わたしもこのシーンで「おもしれ〜!!」と感嘆し、
大いに期待が高まりました。


今回改めて面白いと再確認したのは
もちろんメインテーマに関してもそうです。

「アベンジャーズ」
「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウロトロン」
でアベンジャーズはニューヨークやソコビアを舞台に
大規模な戦闘を繰り広げました。

もちろん、人類を守るための戦いでしたが
あまりにも大規模な大災害を伴う戦闘だった為、
被害にあった人たちも相当数いました。

特に、ソコビアでの大災害は
アイアンマンことトニー・スタークが作り出した
ウロトロンが脅威となっていました。

そのことで、世界では単純にヒーロー視されず
逆に危険視される声も上がり
アベンジャーズを国連の指揮下に置くことが
検討されます。

「我々は意思決定のシステムを持っていない…」
とこの決定に賛成のスターク。

対して、
全ての決定権が奪われ
命令によってのみの活動に限定されることから起こる
危険性から反対するのがキャプテン・アメリカこと
ロジャースです。

これがストーリーの大きな軸となります。

そして、もう一つ、エモーショナルな部分で
作品の下地的なテーマとなっているのが
大切な人たちを亡くした人たちの心の痛みです。

アベンジャーズの活躍の裏で救えなかった人の遺族。
今作で大切な人を無くする人、
その悲しみを声にして訴える人、
復讐心に我を忘れる人、
悲しみを悲しみとして受け止め振り上げた拳をおさめる人…

この感情面のテーマも最後の最後まで
キャプテン・アメリカとアイアンマンの確執という
メインストーリーにも大いに関わるカタチで貫かれる。

これがコミックを原作にした超人ヒーローモノの実写作品に
リアリティを生み出し、見終えた後の充実感に繋がっています。

本当にお見事な脚本と演出ですよね。

わたしたちは本当に誰かに自分のしたことの責任を
委ねるべきなのか?

わたしたちは、怒りや悲しみと、
どのように向き合っていけばいいのか?

観る人がそれぞれに感じ、考えながら
楽しめるエンターテインメント作品となっています。

この作品だけ観ても、相当な見応えがあるはずです。
未だMCUシリーズ(アベンジャーズシリーズ)を
経験したことのない人は
この作品からでも絶対に楽しめます。


             全ての物語のために










posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする