2017年04月18日

アニメ「終物語 おうぎフォーミュラ #2」あなたとわたしのタイプ分け



「ビリギャル」で有名になった
坪田信貴先生の本を読んでいます。

「人間は9タイプ 子どもとあなたの伸ばし方説明書」

心理学のエニアグラムなどの
性格分析診断テストをミックスして
坪田先生なりに多くの子どもや
部下たちと接してきた経験から
導き出されたタイプ分け。

タイプに会わせた指導方法で
やる気を引き出す接し方を解説しています。

非常にわかりやすくて、興味深い。

わたしも早速このタイプ診断をやってみました。
わたしは「楽天家」と「調停者」の
2タイプが同点。

そして1点差で他のタイプも突出していました。

息子も突出していたのは3タイプ。
1点ずつの差こそあれ、この結果が
わたしには非常に興味深いんですね。

つまり、血液型など、
いろいろな性格・タイプ分けというのがあります。
わたしたちが普段人と接していても
「あの人はそういう人だから」
とレッテルを貼ったりします。

でも、それがそのままその人なのではなく
それはいろいろな要素を持ったその人の
一面でしかなくて、実際には
いろいろなタイプの混合体が
その人の性格だということ。

しかも、そのタイプの配合比率も人それぞれ。
そしてその配合はきっと一瞬一瞬変化している。

それでも、やはりはっきりと
個性というものはあって
大きくタイプ分けしてみることで
見えてくるものは莫大です。

そこから見えてくる可能性もまた莫大。



息子が小学5年生のころ、
TSUTAYAで流れている予告編を観て、
何かピンときたようで、これが観たい
と言い出した作品。その予告編映像は
まさにこのお話の教室の映像でした。
西尾維新さん原作の「物語シリーズ」

アニメ「終物語 おうぎフォーミュラ」
第2話


を観ました。

友達はいらない。人間強度がさがるから。

主人公、阿良々木暦くんが高校生2年の春休み、
優等生の羽川翼に出会うまで
持っていた信条。

中学生のころはそんなふうではなかった様子。

一体いつから阿良々木くんは
友達を作らなくなったのか?

まさに彼がその信条を持つに至るまでを
彼自身が思い出していくお話。

不思議な一年生、忍野扇と2人、
奇妙な教室に閉じ込められたら阿良々木くんは
そこが1年生の時の自分の教室だと知り
扇ちゃんの絶妙すぎる質問によって
当時を思い出していきます。

そして、彼がたどり着いた・・・
いや、思い出した真実。

彼自身が目をそらし続けていた真実と
再び向き合わさるのでした。



BS11で全国放送中。番組情報は公式ホームページへ。

向き合うべき過ち。
阿良々木くんの間違いは
その出来事から

友達はいらない。人間強度が下がるから。

と、殻を作ってしまったこともひとつでしょう。

しかし、不正や悪意によって多数決が
押し通され、ひとりの人間が
被害者となる惨状を目の当たりにして
「自分は彼らのようにはなりたくない」
と思い、「彼ら」から距離を置こうとする。

というのは、それが「独り」になることを
意味するのなら尚更、勇気のいることですし
やはり強さだと思います。

純粋すぎて折り合いをつけられなかっただけ、
優しすぎて多数決に荷担したクラスメイトたち
を一方的に罵ることもできなかっただけ。

それは阿良々木暦という人間の個性・・・タイプ、
なんだと思います。

強さと純粋さと優しさ・・・それらが
矛盾を作り出し、結局自分なりの
「逃げ道」を見いだしてしまった。

もしも阿良々木くんが優しさよりも
強さだけ持っていたら
その場はどうなったでしょう?

犯人に歩みより胸ぐらを掴んで・・・

しかし、純粋だったかれはまずその惨状に
深く絶望し傷ついた。
だからからの強さは「独り」に耐える。
という方向で発揮されます。

でも強くなければ、彼はショックのあまり、
人間不信となり引きこもったり、
逆にずるい人間を逆恨みしたり、
という方向へ走っていたかもしれません。

優しさも兼ね添えていたから、
クラスメイトたちを懲らしめたりもしなかった。

阿良々木くんはそういう「タイプ」です。
でも、ここからわかるように
ひとつのタイプでくくれるものではなく、
いくつものタイプがブレンドされて
阿良々木暦という人間ができあがっている。

わたしは気分によって
自分の性格が変わる性格です・・・

なんて言い方をしたらもう、
意味がわかりませんよね。

でも、普段はおっとりしているけれど
短気な時もあるし、
まじめだけれどふざけることもあるし、
優しいとか甘いとか言われながら
冷血と言われたりもします。

全部わたし。

じゃあ、人の性格やタイプ分けの分析が
必要ないことなのか?

というと全く逆で、こういうことは
わたしたちが平和でかつ幸せに人生を謳歌するには
とても大きな可能性を秘めていると思っています。

どんなときに、どんなことに嬉しいのか?

どんなときに、どんなことを残念に思うのか?

お互いにそれがわかっていたら、
相手のことも気遣えるし、
自分のことも成長させられますよね?

さらに、自分のタイプの配合が変わっている
ということは、何か不調や異変があるのかも
しれないし、
大きく成長をしている時なのかもしれない。

どんな自分になりたいか?

それを逆算して目指していくことも
できるようになるわけですよね。

白と黒との間に
無限のグラデーションがあるように、

赤と青の配合で紫が現れるように、
その比率で、また無限のグラデーションが
表現できるように、
タイプとタイプの配合で無限の可能性が
わたしたちの中に見いだせる。

そういうことだと思うと、
坪田先生の本を読みながら
自分がカラフルな絵の具を手にしているようで
わくわくしてきます。


        全ての物語のために
















posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする