2017年04月05日

「ソーシャル・ネットワーク」IQが高くても心はみんなと一緒



このくらい考えたらわかるだろ!
こんな簡単なこともできないの?

こんな当たり前のことが
わからないっていうことがオレにはわからない!

そんな風にグチりたくなることは
多々ありますね。

イラっとくることはつきません。

でも、それも全部自分が作り出している。

それはもう、よ〜く理解しているんですが
頭でわかっていれば常に心が実践できるか
といえば、そうはいかないもんですね。

先日も人がやったことの後始末、
悪く言えば「ケツ拭き」をしないといけない
という起きている問題の全容を把握した瞬間、
イラっとしましたよ。

そんなときはついつい独りで
グチをつぶやいてしまったりもします。

まだまだ、自分のこの程度か・・・
なんてそのグチを自分の耳で聞いて
寂しくなったりもします。

心を成長させるっていうのは
本当に一朝一夕でできることではないですね。



ブログやソーシャルネットワークについて
調査していることがあって、
ストーリーセラピストとしては、現時点で
最大級のソーシャルネットワークを作った人の
物語を観ておきたくなりました。

「ソーシャル・ネットワーク」

を観ました。

2003年、ハーバード大学の学生、
マーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)は、
恋人と口論し最低の人間だとののしられ
ふられてしまいます。

腹いせにブログに彼女を侮辱する言葉を
書き連ね、同時に女子学生を写真で比べて
ランキングするサイトを数時間で構築し
アクセスを集めます。

ハーバードのサーバーはパンク寸前となり
学内でも問題となります。

そんな彼に目を付けた上級生に
学内の会員制のサイトを手伝ってくれと
頼まれるザッカーバーグ。

しかしその話から、自分なら
もっと良いものが作れると思った
ザッカーバーグは、

学内で友人を増やすためのサイトを親友の
エドゥアルド・サヴェリン(アンドリュー・ガーフィールド)と
共同で立ち上げます。

サイトは瞬く間に学生たちの間に広がり、
ナップスター創設者ショーン・パーカーとの
出会いを経て、社会現象を巻き起こすほど
巨大に成長していくのですが・・・。



常人離れしたIQなのでしょう。
最初の恋人との対話のシーンでその特殊な
頭の中を垣間見せます。

全く違う話題を同時進行で展開していく。

当然、恋人はついていけません。

そしてこの作品のストーリー展開によって
わたしたち観客も彼の頭の中を
疑似体験することになります。

いくつかの訴訟と、Facebookが生まれ
成長していく過程での関わった人たちの
ドラマがいったりきたりしながら
同時進行で描かれます。

こういう描き方ができる。
なおかつ、テンポも早いのに情緒も豊かに
描ききる。

ハリウッドの知性と感性にも目を見張りますが
話題はザッカーバーグです。

実際にはザッカーバーグめいた思考の雰囲気を
常人にわかりやすく見せているので
実際のザッカーバーグの頭の中は
こんなものではないのでしょう。

だからわずか数時間でブログに
彼女の彼女の悪口を書きながら、
アルゴリズムとやらをつかって各大学の名鑑の
データをハッキングして女子学生の写真を
入手しまくり、観覧者参加型の
ランキングサイトを構築してしまったあげくに
朝にはすでに大勢の学生のアクセスを集めていた・・・

なんてとんでもないことをやってしまえるのでしょう。

天才。

その一言につきますよね。

でも、一方でその行動原理です。
この映画でもそこが描かれるから
エモーショナルで切ないドラマとなっています。

ザッカーバーグ本人がどう言うかは別にして
観ていると、恋人にフラれた腹いせや
名門ボート部やら選ばれた学生たちだけの
会員制のクラブやら
そういうものへの嫉妬のようなものも
もしかしたらあるのかな?
という描かれ方もされています。

そしてその感情に対する反応のしかたは
常人と全く変わらない。

下手に頭がずば抜けて良いだけに
時に人を見下すような発言をしてしまったり
瞬発的にやってしまう行動も
常人離れしてしまう・・・

スーパーサイヤ人が八つ当たりで
小石をコツンとつま先で転がしたら
ビルを崩壊させちゃった・・・

みたいな感じなのでしょう。

どんなに知能が高くても心の成長は
それとは比例しない。

心は心でちゃんと一歩一歩、他の人と
同じように成長していかなきゃならない。

歳下でも情緒的にとても落ち着いていて、
感服させられることもあります。

だから、生きてきた年数がそのまま
心の成長になっているわけでもない。

でも、どれだけ自分自信と向き合い
自分を大切にしたり人を大切にしたり
ということを深く何度も何度も
突き詰めてきたか?

その深さや数、質量によって違ってくるだけで
IQのように生まれながらにして持っているもの
ではないのが心の成長というものです。

コレばっかりは人と接して、
自分の中で内省しないと成し得ない。

頭の良さで人を見下しているなら
その時点で頭の悪さを路程してしまっている

というものですが、それも頭の良さという
才能の使い方の問題ですよね。

人を見下せるくらい高い能力を持っているなら
もっとその能力をつかって
自分の心と向き合ってみればいい。

結局、その視点と出会えるかどうかで
心の成長も変わっていくのでしょう。

ザッカーバーグさんは、この映画の中で、
それを手に入れているように見えました。

映画の中だけではなく、この映画を観た
ザッカーバーグ本人も、
当時の自分を思いだして気分がわるくなった
みたいなコメントをしていました。

客観的に自分という人間を描かれて
世界中で公開されたのですから
その心中や察して有り余るものがありますね。

わたしたちもせめて、自分の中でくらいは
恥ずかしくても観たくなくても
素の自分を客観的に観て
向き合うくらいのことはしておきましょう。

頭が感情に振り回されないように。


         全ての物語のために










posted by ストーリーセラピスト at 08:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ストーリーセラピー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする